驚きのニュースが入ってきました。
なまこ捕り名人として知られている浜西修治(はまにししゅうじ)(67歳)が、漁で得た収入を、税務署に申告せず、脱税していたことが判明したのです。
浜西修治は、2015年12月までの3年間の、なまこなどの漁業での収入、約8600万円の収入を隠し、2600万円あまりの所得税を脱税していたものです。
事件の詳細
この事件は産経新聞ら複数のメディアが報じています。
ナマコ漁などで得た収入を税務申告せずに所得税約2600万円を脱税したとして、大阪国税局が所得税法違反の罪で、兵庫県明石市港町の漁師(67)を神戸地検に告発していたことが27日、関係者への取材で分かった。追徴税額は、重加算税を含め、約3500万円に上るとみられる。修正申告に応じ、すでに大半を納めたという。
関係者によると、平成27年12月末までの3年間、ナマコや貝などの漁業で得た所得8692万円を隠し、所得税2638万円を免れたとしている。
漁業関係者らによると、漁師は「明石浦漁業協同組合」(同市岬町)に所属し、海底の魚介類を水中に潜って捕獲するのに必要な「潜水士」の資格を保有。地元では「ナマコ捕り」の名人として知られる。
水産庁などによると、中華料理などの高級食材として珍重される日本産のナマコは、中国などに高値で輸出。国内市場で取引される価格は、20年前の1キロあたり641円と比べ、28年は2274円と3倍以上に高騰している。漁師は、こうしたナマコの水揚げなどで手にした多額のもうけを申告せず、飲食代などの遊興費に充てていたとみられるという。
引用:http://www.iza.ne.jp/
状況的に、収入の申告義務があることを知った上での犯行は明らかであり、浜西修治はその浮いた分のお金を、飲食代や遊興費に使っていたと見られています。
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浜西修治について
浜西修治とは、どのような人物なのでしょうか?
【名前】:浜西修治
【読み方】:はまにししゅうじ
【居住地】:兵庫県明石市港町
【年齢】:67歳
【職業】:漁師
明石浦漁業協同組合に所属している漁師であり、地元では「なまこ獲り名人」として有名だった人物です。
また、潜水士の資格も所持しており、収入の大半はなまこ漁でのものだったと見られています。
顔画像については、現時点でネット上には公開されていないようです。
ですが、漁師という比較的収入が隠しやすい職業であるため、今回の脱税は氷山の一角である可能性が非常に高いです。
となれば、今後漁師の脱税を本格的に取り締まるためにも、見せしめのために顔画像の公開をする可能性も十分あるのではないでしょうか?
Facebookなどの、SNSのアカウントについても調べて見ましたが、67歳という年齢のためか、同姓同名でのヒットすらありませんでした。
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なまこ漁は儲かる?
なまこ漁で、2015年までの3年間で、約8700万円余りを稼いでいた浜西修治ですが、なまこ漁はそこまで儲かるのでしょうか?
なまこは中華料理では「高級食材」として珍重されており、日本産のなまこは特に高額で取引されているのです。
1996年には1キロ641円と決して高額なものではありませんでしたが、2016年には1キロ2274円と4倍近くまで高騰していたのです。
昔は、安い居酒屋でもなまこが提供されていましたが、ここ数年は一気に値段が高騰したため、高級料理店などでしか、見ることができなくなっていました。
脱税後はどうなるの?
3年間分の所得を隠し、脱税していた浜西修治は、その後どうなるのでしょうか?
一般的に脱税していたことが税務署によって判明すると、地検特捜部の捜査が入り、逮捕されるのです。
さらに、脱税した分の税金の支払いだけでなく、追加での税金いわゆる「追徴課税」が課せられるのです。
その内訳を見てると
- 無申告加算税(10%~15%)
- 重加算税(35%~50%)
- 不納付加算税(5%~10%)
- 延滞税(年9.0%)
今回の、浜西修治の場合にはこれだけの課税がされると見られ、税務署からの指摘があってのものだった場合、85%+延滞税が加算されることになります。
記事によると、所得税2638万円に対して、約3500万円の追徴税金が課せられているため、かなり悪質な脱税だと判断されているものと思われます。
過去に逮捕も
浜西修治は過去に、なまこやサザエを無許可で漁をした、いわゆる「密漁」で逮捕されているのです。
当時の新聞記事を見てみると
明石海峡でナマコやサザエを密漁したとして、神戸海上保安部は15日までに、
兵庫県漁業調整規則違反の疑いで、同県明石市港町、漁業の男(65)と
同市内に住む長男、次男、三男の4人を逮捕、送検した。送検容疑は昨年11月12日午後9時40分ごろ、
同県淡路市沖約2キロの明石海峡で、県が定める操業時間外に、許可を得ずに潜水し、
赤ナマコと青ナマコ、サザエ計約147キロ(市場価格約16万6千円相当)を漁獲した疑い。同保安部の調べに、男は容疑を否認し、息子3人は認めているという。
同保安部によると、一家はタイラギとミルクイの2種類の漁業許可しか持っていないのに、
約2年間にわたり、ナマコやサザエを繰り返し採っていたといい、密漁額は約2億円相当に上るとみられる。引用:http://blog.livedoor.jp
この時は、実名での報道はされませんでしたが、後の調査でこの時に逮捕されていたのが、浜西修治だと判明したのです。
浜西容疑者は家族で漁を行っていたため、親子4人での逮捕だったのです。
今回の脱税した収入にも、密漁した分が含まれていると見られており、非常に悪質な事件であることがわかります。
ネット上の声
▶脱税がバレないと思ったのかな?
国税局もエグいよねー。泳がしといて沢山の追徴課税を取ろうとしたんだろうな。
▶ナマコ捕り名人が脱税の名人とは情けないですね。
▶財務省のやらかした事には甘くて、税金を納めている我々には厳しいですねw
▶税金はとるがそれをちゃんと使っているかを監視する民間の外部団体はあるのか?税金の無駄遣いが多すぎる気がする。国民の納得のいくよう税金が使われているかどうかを知る権利はあるだろう。血税だという認識が上は少ない。もし自分のお金だと慎重に使うだろう。
▶農業、漁業は所得を把握しづらい
大漁だと値段が下がって儲からないw
不漁で儲からないw
とウソを付いてきたのでやる人が居なくなったw
実は儲かっているんだよ
▶ナマコ取りの名人も、取立てのプロには敵わなかった(笑)
▶実は恐ろしく儲かり、優遇されてるのが漁業。
ついで農林業。
▶やり過ぎて身内にチクられた。これから肩身が狭くなると思うよ。だってこの人いなくなれば自分が取る量が増える可能性あるからね。普段持ってけ持ってけ、いいよいいよの半面、こういう隠れてこっそりやる人間に対しては漁師は厳しい。
▶魚関係はいい意味で村社会です。
買う側もそこそこその律に則ってる。
この件に関しては同業者のリークだったんじゃないかななんて思ったり…
▶確定申告時 後ろの席の 漁師が メチャクチャ怒られていた マル5年無申告 温厚で陰険な税務署員も 流石に呆れていた
▶ずっと会社勤めで税金はすべて給料から天引の私には想像がつかないが
自営業をやってる人などにはこの手の税金って納め方とか納めるにあたってのルールとかが分からずそのままという人もいるのだろうか
▶遊興費か、奥さんにも申告してないだろうな。そっちの方が痛手かも笑
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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