出典:iza
日本の、いや世界のバドミントン界にニューヒロインが誕生した。中国、南京市で開催されているバドミントン世界選手権は5日に最終日を迎え、女子ダブルスの決勝戦は、初出場の松本麻佑、永原和可那組(北都銀行)が2-1(19-21、21-19、22-20)の大逆転で福島由紀、廣田彩花組(トリッキーパンダース)との日本勢対決を制して初優勝を飾りました。
決勝は日本人対決
https://twitter.com/tsunacoooo/status/1026069009811222528
バドミントン女子で日本勢が金メダルを獲得するのは、1977年に行われた第1回大会の栂野尾悦子、植野恵美子組以来41年ぶり。
41年ぶりの快挙でしたが、決勝に進んだのは松本麻佑、永原和可那ペア、福島由紀、廣田彩花ペア、とともに日本人でこの時点で41年ぶりの日本女子の金メダルが確定していました。
ファイナルゲームは、相手にチャンピオンズポイントを奪われた19-20から3連続得点。中国の観衆からも割れんばかりの拍手とどよめきが起こる、壮絶な試合を制した。永原は「とにかく、今日は力を出し切って大会を終えたかった。ファイナルで20点目を取られても、最後まで力を出し切るだけと思って開き直ってプレーできたから逆転できたと思う。初めて、勝って嬉し涙を流せた」と喜んだ。
第1ゲームから攻める姿勢を徹底した。高い球を選ばず、低い展開で勝負。序盤は、中間に打たれた球を2人が同時に返そうとしてラケットがぶつかる音が何度も響いたが、永原は「行かないより、ぶつかっても行こうと話していた。最初はぶつかったけど、修正して行けた」と気にしていなかった。
終盤に松本のミスが続いて第1ゲームを失ったが、第2ゲームも攻める姿勢は変わらず。本来は前衛の永原がコート後方に下がる展開が続いたが、永原は構わず強打を連発。レシーブ力のある福島、廣田を追い込んでいった。相手の返球が甘くなると、本来は後衛の松本が飛び付き、高い打点から角度のある強烈なショットでシャトルを相手コートにたたき落とした。ファイナルゲームは、序盤にリードを許して苦しんだが、驚異的な追い上げで勝利を物にした。
男子を参考にし素早くスペースを突くドライブを多用
170センチの永原、177センチの松本の「ナガマツ」ペアの武器は、高い身長を生かしたアタック力。男子を参考に、高い球を簡単に上げず、素早くスペースを突くドライブを多用。また、力強いロングレシーブで相手を後方に下げさせるプレーは、日本の男子ダブルスで2016年リオデジャネイロ五輪に出場した早川賢一、遠藤大由組を参考にしているという。今大会は、初戦から勢いと自信がふくらむ戦いが続いた。「一番緊張した」(永原)という初戦は、地元の中国ペアに逆転勝ち。3回戦ではリオ五輪の金メダリストである高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)をストレートで破った。
前回大会では初出場だった福島、廣田の「フクヒロ」ペアが勢いに乗って銀メダルを獲得しており、福島は「昨年と自分たちと同じように、A代表に入って海外のツアーを回って勢いに乗り、自信を付けていると思う」と相手を評した。外国人記者からも「怖いものがないように見えたが……」と質問を受けるほど、松本、永原の攻撃姿勢は徹底していた。しかも、最後は大胆。マッチポイントを凌いで、逆にマッチポイントを迎えた際、松本は「この1点と思うと力が入ってしまう。ここから3点取りに行こうと気持ちを入れ直したことが勝利につながったと思う」と明かした。
世界ランク上位ペアを何組も抱える日本の女子ダブルスにおいて、松本、永原の位置は第11シードで4番手だったが、2020年東京五輪の代表争いに大きく前進した。同種目は、日本勢で金、銀、銅メダルを獲得。世界一に輝いたニューヒロインから今後も目が離せない。
引用:THE ANSWER
TOTAL BWF World Championships 2018 | Badminton WD - F - Highlights #TOTALBADMINTON #TOTALBWFWC2018 pic.twitter.com/4cD6Fg9nvG
— BWF (@bwfmedia) August 5, 2018
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試合と表彰式の動画
いよいよ、メダルをかけた戦いです!!
第1試合の永原、松本ペア。
がんばれ!!#世界バドミントン#Nanjing#女子ダブルス#準々決勝 pic.twitter.com/tnnII3oSxr— 小椋久美子 (@ogumogu0705) August 3, 2018
https://twitter.com/Bad_Fan1/status/1025378863470104576
https://twitter.com/idobatainfo/status/1026037152503627776
世界バドミントン
女子ダブルス決勝は、お互いに一歩も譲らない接戦を制した永原・松本ペアが優勝。
金銀銅を日本勢が独占し
日の丸が3つ揚がる、日本勢の快挙!#世界バドミントン #女子ダブルス感動をありがとう pic.twitter.com/6Qp25GrhrA— テレビ朝日バドミントン (@ex_badminton) August 5, 2018
最後のマッチポイントの時は接戦でどちらが優勝してもおかしくない非常にいい試合でした。
リオオリンピック金メダリストのペアを始め、強豪を倒して勝ち上がってきた二人でしたが、世界ランキング2位で前回大会銀メダルまで破ってしまうとは。
この二人も含めて東京オリンピックの桃田賢斗や他の選手もメダルが大いに期待できる結果となりましたね。
その分、代表に選ばれることがハードルが高くになりましたが、国内のレベルがどんどん上がることは、競技人口の増加にもつながり、今後日本がバドミントン大国として強くなっていけたらいいなと考えます。
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ネット上の反応
▶高松とか一瞬で消えたなw
つーか中国1強だと思ってたけど女子ダブルスは日本も強くなったのね
▶なんか最近男子も女子もやたら勝ってるけどなにがあったんだ
俺が知らなかっただけで日本てもともと強豪だったりする?五輪ぐらいでしか見たことなかったからわからん
▶急に強くなったわけじゃない
東京五輪にむけて地道な強化策を積み重ねた結果
▶それぞれ個人ではどうか
テニスのウィリアムズ姉妹と比べてしまうけど
▶バドミントンの試合って
卓球の様にシングルもダブルスも両方とも出場って訳には行かないんだな
日本のダブルス3組もベスト4に入ったが、なんかもったい
シングルの奥原、山口は背が低いので、イマイチ
ダブルスの誰かがシングルに移ればって思うけど
実力急上昇中の若手女子ダブルス、永原和可那・松本麻佑ペア(北都銀行)が初出場ながら最高の舞台で見事に開花🌸 素晴らしい快挙です。 #バドミントン世界選手権
— archan (@archan2000tk) August 5, 2018
(日経新聞)バドミントンの世界選手権最終日は5日、中国の南京で各種目の決勝が行われ、女子ダブルスで初出場の永原和可那、松本麻佑組が、前回銀メダルの福島由紀、広田彩花組に2―1で逆転勝ちし、この種目の日本勢で1977年第1回大会の栂野尾悦子、植野恵美子組以来41年ぶりの金メダルを獲得した。
— はやぶさトニー (@umibeni154) August 5, 2018
https://twitter.com/takumi_hashiura/status/1026059963246866432
永原選手&松本選手ペア
桃田選手金メダルおめでとうございます。
ダブルスは日本人対決とか、バドミントン新時代の幕開けですかね♪#バドミントン世界選手権 https://t.co/WGkIEFiKVT
— ReHubのハヤシ (@rehub_kj) August 5, 2018
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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