経帯麺のレシピや味は?【画像】日本最古のラーメンが発見される

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日本で初めてラーメンを食べた人物は水戸黄門だったという豆知識をご存知だった方も多いのではないでしょうか?

 

この歴史的事実が今覆されたようです。

なんでも水戸黄門からさかのぼること200年、1400年代の室町時代にすでにラーメンが存在していたという新発見が発表されたのです。

その麺の名は経帯麺といいます。

 

ここでは経帯麺について書いていきたいと思います。

 

目次

新発見の経緯

 

この事実を発見した方は稲澤敏行さんという方です。

古い文献にラーメンの作り方や実際に食べたという記録が残っていて、その稲澤敏行さんはそのレシピを再現までしたそうです。

 

その文献によると

蔭涼軒日録の文明十七年(1485)五月十七日 中国書籍「居家必要事類」文中のお酒・麵食部(水滑麵・索麵・経帯麺・托掌麵・紅絲麵・翠縷麵等)を調べその3年後長享二年二月一日・五月十五日に経帯麺を来客にご馳走している。

この中に経帯麺という言葉が出てきており、「ラーメンを作って来客に振る舞った」という意味の記載があります。これが日本最古のラーメンだという新発見なのです。

 

 

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経帯麺のレシピは?

 

稲澤敏行さんによって発見された経帯麺のレシピがこちらです。

1. 最上小麦粉2斤(1193.64g)、碱(炭酸ソーダ)1両(37.3g)、塩2両(72.6g)

出典:http://www.inasawa.co.jp/?p=1114

 

これらの材料をコネあわせて麺を作るのは現代と同じですね。

 

出典:http://www.raumen.co.jp/information/news_000671.html

しっかりとコネ合わせた後、2時間寝かせて生地を落ち着かせます。

その後薄く伸ばして包丁でカットするのです。

 

ココらへんは現代の麺の作り方と同じです。

このレシピがすでに室町時代に存在していたことが驚きですね。

 

そして出来上がりの画像がこちらです。

 

出典:http://www.inasawa.co.jp/?p=1114

 

ラーメンと言えばかん水を使っていなければラーメンではないと言われています。

かん水とは「アルカリ塩水溶液」のことで小麦粉と混ざり合うことで弾力やラーメン独特の風味をもたせます。

 

今回の経帯麺のレシピにある「炭酸ソーダ」これがまさに水と塩を混ぜ合わせるとかん水になります。

このことからこの経帯麺は日本最古のラーメンとなったわけです。

 

ちなみに資料には汁に関しての記載が「かける汁は任意でどうぞ」ということしか書いておらず、当時はどのようなスープで食べていたのかは分かっていないようです。

 

おそらくという条件付きで昆布やしいたけなどから取っただしで汁を作っていたのではないかと話されています。

 

さすがに現在のように豚骨や魚介系のスープはなかったと思われます。

ですがそばやうどん、ほうとうなどはこの時代にもあったため、醤油ベースの汁や味噌味なんかもあったのかもしれません。

 

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経帯麺の味は?

 

出典:http://www.hochi.co.jp/topics/20170713-OHT1T50281.html

※画像はイメージです

 

経帯麺のレシピを再現した稲澤敏行さんによると

「たおやかでソフト。スープの味が麺に染み込む感じでおいしいですよ。硬い麺が主流の今のラーメンとはひと味違いますし、現在でも十分通用する」

と語っています。

 

麺自体は柔らかい麺だということ、味が染み込みやすいということが分かります。

さらに現代でも通用するという言葉に、食べてみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

 

現代ではスープの味や種類も多数に上りますので、組み合わせ次第でかなりおいしい経帯麺ができあがるかもしれません。

作って食べさせてくれるお店があったらお客さん入ると思いますよ^^

全国のラーメン店の店主さん期待してます(笑)

 

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ネット上でも話題に

 

日本で最古のラーメンの資料が発見されたということで、日本で初めてラーメンを食べた人が水戸黄門ではなくなってしまいました。

少しさみしい気はしますが、いままでの説より200年も前にラーメンが存在していたとは胸が熱くなります。

 

こうなると経帯麺を一度は食べてみたいですよね。

もしかしたらラーメン博物館なんかで食べる機会があるかもしれません。

そういったニュースがあったら、また追加で書いていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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