驚きのニュースが入ってきました。
競歩の世界記録保持者である鈴木雄介が、日本陸上競技連盟の強化費を不正に受給していたとして、6ヶ月の選手資格停止処分を受けていたのである。
鈴木雄介は2015年3月に20キロ競歩で世界記録を出し、現在も破られていない。
事件の詳細
事件は2016年10月から17年3月までの約半年間の間に起きていた。
公式のニュースサイトの記事によると
陸上男子20キロ競歩世界記録保持者の鈴木雄介選手(30)=富士通=が、日本陸上競技連盟の強化費約30万円を不正に申請していたことが明らかになった。昨年10月1日から6カ月間の登録会員資格停止処分を受け、今年3月31日まで大会に出場できない。
富士通によると、鈴木選手は2016年度に強化選手で最高のゴールド指定を受け、年間1000万円まで受け取ることができた。16年10月から17年3月に東京都内の治療院に150回通った交通費を申請するにあたり、実際は都内の親族宅から通っていたにもかかわらず、千葉市内の選手寮からとしていた。受けていない8回分の治療費も申請していた。
強化費は実費を申請して支払われる形で、同連盟の申請内容確認作業中に不正が分かり、鈴木選手は申請全体を取り下げた。鈴木は富士通を通じて「今後は、競技者として、社会人としてあるべき姿をよく考え、行動していく所存です」とコメントした。
鈴木選手は15年3月に男子20キロ競歩で世界記録を出したが、直後に恥骨炎を発症し、同年8月の世界選手権北京大会で途中棄権して以降、大会に出場せずリハビリを続けている。
強化選手として最高評価の「ゴールド指定」は年間で1000万円もの強化費が受け取れる破格の待遇だ。
だが鈴木雄介は治療費や交通費を不正に申告し自分の懐に入れていたのだ。
この事実が判明し陸上連盟が処分を下したのが2017年10月。
4ヶ月以上も陸上連盟は公表しなかったことに関しても違和感を感じる。
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鈴木雄介のプロフィール
出典:毎日新聞
【名前】:鈴木雄介(すずきゆうすけ)
【出身】:石川県能美郡
【居住地】:千葉県千葉市
【生年月日】:1988年1月2日
【年齢】:30歳(2018年2月現在)
【身長】:170cm
【体重】:57kg
【所属】:富士通
【出身高校】:石川県立小松高等学校
【出身大学】:順天堂大学
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成績と記録
▪鈴木雄介の主な成績
- 2005年全国高等学校総合体育大会優勝
- 2006年世界ジュニア選手権3位
- 2010年アジア競技大会5位
- 2011年世界選手権8位
- 2012年ロンドンオリンピック36位
- 2013年日本選手権優勝
- 2014年アジア競技大会2位
- 2015年全日本競歩能美大会優勝
高校時代から競歩の有力選手として注目されていた鈴木雄介。
2015年に記録した1時間16分36秒の世界記録は現在も破られていない。
2016年3月に股関節痛の影響でリオデジャネイロ五輪を欠場することを発表。
現在もリハビリ中でレースへの復帰が待たれていた。
▪主な記録
5000m競歩18分37秒22
10000m競歩38分10秒23
20km競歩1時間16分36秒
結婚した嫁や子供は?
鈴木雄介は結婚しているのか気になるところだが、実際にはどうなのだろうか?
調べてみると鈴木雄介選手のFacebookに答えがあった。
しっかりと独身と書かれている。結婚はしていないようだが、過去の密着番組では彼女の存在について言及していたという。
スタッフ「彼女はいるんですか?」
鈴木「いるっちゃいるけど・・・」
少なくとも2015年には彼女がいたようだが、言葉を濁している辺り別れる寸前だったのか、あるいは見栄で言ってしまったのか。いずれにしても自身を持って彼女がいます!といえない状況にあったのは間違いない。
不正受給で逮捕は?
今回報道された鈴木雄介の強化費不正受給で逮捕の可能性はあるのだろうか?これについては陸上連盟が警察に被害届を出したかどうかで決まる。
今回の事件では陸上連盟が処分を下しており、鈴木雄介もそれに従い反省の言葉も述べている。
このことから陸上連盟は被害届を出していないと推測され、今後さらなる悪質な不正受給などが判明しない限り逮捕の可能性は限りなく低いだろう。
不正の動機は?
世界記録保持者まで上り詰めたトップアスリートが不正に手を染めた動機とは何だったのだろうか?あくまで推測になってしまうが、先にも書いた通り鈴木雄介は2016年からレースに出場しておらず、約2年間ものリハビリを現在も継続中だ。
年間1000万円の強化費が出るとはいえ、リハビリするだけの生活はアスリートにとっては刺激が足りないものだ。所属する富士通からも給料は支払われているはずで、生活苦とは考え難い。
となれば、なんらかの刺激を求めてちょっとしたいたずら心でやってしまったのではないだろうか?言うまでもない事だが、アスリートの強化費は競技レベルの底上げのためにあり、未来ある若者をサポートするお金だ。
それを治療と称して不正に受給することは明らかにスポーツへの冒涜である。
スポーツにはルールがある。それはプロとして守るのは当然で、守らなければ競技として成立しない。
つまりアスリートは我々一般人よりも、ルールの遵守は絶対でありできて当然のことなのだ。
このニュースでは不正受給よりも、鈴木雄介のスポーツへの気持ちの浅さの方が残念でならない。
ネット上の声
- せこいなぁ
お金に困ってたのかなあ(๑¯ω¯๑)
- なんというかもったいない。
当然各メディアでは今後良い取り上げ方をされないだろうし、キャリアの危機ですね。
- 出発地点がどこかという問題は難しい判断だけど、治療してないのに治療費の請求はアウトかな。
- これはアウトだろうね。なんで、人生を棒に振るようなことをやるんだろうか。本人の資質が問題なのは間違いないけど、指導者とか補助金のシステムなど、見直すべき点は見直さねば。結果としては号泣県議や不倫市議と同じですね。
- 会社から給料は出てるだろうしせこすぎるね。スポーツマン精神に反する行為です。この人が試合に復帰しても沿道からは不正申請の選手とヤジが飛ばされるかもよ。
- ダメだこりゃ、スポーツうんぬん以前に鍛えなければならないものがある。結果にこだわるから良くない。良い悪いの自分の中の羅針盤を持たない人が多い。
- 冬季オリンピックに出場している選手の中には、なかなかスポンサーが付かなくて活動費用集めに四苦八苦している選手も少なくないっていうのにね。
富士通という一流企業に所属していて、金銭的に恵まれているはずなのに不正を犯した鈴木には同情の余地はない。
- 議員も同じ。やってもないのに経費を請求してお金貰ってる。
そういえば、ガソリン代どうなった??
- セコい。
でも、自分の出張申請なんかに置き換えたら、これくらい大丈夫かな?とやってしまいそう。
- はい、終了。
解雇、引退。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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